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昨日は、ミハイル・プレトニョフのコンサートへ行きました。

ロシアのマエストロです。

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こんな方です。⇩

(プログラムから引用)
その幅広い活動により、一言では説明出来ない多才な芸術家。ピアニストとして世界の頂点を極め、指揮者や作曲家としても魔法のような驚くべき才能で、世界中の聴衆を魅了。1990年ロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を設立。創設者・芸術監督として世界有数のオーケストラに育て上げる。2015年4月より東京フィルハーモニー交響楽団特別客演指揮者に就任。
1957年ロシアのアルハンゲリスク生まれ。13歳で中央音楽院、74年モスクワ音楽院に入学。ヤコフ・フリエール、レフ・ヴラセンコに師事。78年、弱冠21歳でチャイコフスキー国際コンクールのゴールド・メダル及び第1位を獲得。国際的な脚光を浴び、88年には当時の大統領ゴルバチョフに招かれ、ワシントンでのサミットで演奏。
驚くべき技巧、深い知性に裏づけられた演奏、完璧にコントロールされた美しい音色で、カリスマ的人気を誇る現代最高のピアニストの一人として活躍。しかし、2006年、突然ピアニスト活動を停止し世界を驚嘆させる。SHIGERU KAWAIピアノとの出会いにより、2013年よりピアノ活動を再開。以前にも増して素晴らしい演奏が、話題となっている。
ソリストとしてこれまでにハイティンク、シャイー、ジュリーニ、ザンデルリンク、ケント・ナガノ、ゲルギエフ、ネーメ・ヤルヴィ、ドホナーニ、ブロムシュテット、マゼール、ティーレマン、ガッティ、スラットキン、アシュケナージ他の指揮の下、クリーブランド管、サンフランシスコ交響、バイエルン放響、チェコ・フィル、フィルハーモニア管、イスラエル・フィル、サンタ・チェチリア管等と共演。アバド指揮ベルリン・フィルと共演した97年の「ジルヴェスター・コンサート」及び2000年の「ヨーロッパ・コンサート」は、世界中にTV・ラジオ放送されている。
数多くのCDが発売され、スカルラッティの鍵盤ソナタ(ヴァージン・クラシックス)は、96年グラモフォン賞を受賞。BBCミュージック・マガジンは、「最高のピアノ演奏」と評した。ドイツ・グラモフォンから発売されたショパンのリサイタルCDについて、著名な評論家ヨアヒム・カイザーは「今年の1枚」であると書いている。また、CD「ラフマニノフへのオマージュ」は、ルツェルン近郊のラフマニノフの家で作曲家自身が愛用したスタインウェイで録音されたが、この模様は「セルゲイ・ラフマニノフ…メモリーズ」(NVCアーツ)というドキュメンタリーに収録されている。他にも、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲(ドイツ・グラモフォン)、C.Ph.Eバッハの鍵盤ソナタ、グリーグ、リストの録音等がある。
作曲家としても数々の作品を発表し、スティーヴン・イッサーリスのために作曲したチェロ・ソナタではピアノで共演も行っている。 1995年イェリツィン前大統領および2002年プーチン前大統領によってロシア共和国第一等国家賞を授与されている。



本当に、素晴らしかったです。
使用ピアノは、シゲルカワイです。彼は、このピアノを気に入っていて、コンサートへはホール外からの持ち込みです。

聴きに行ったバロックザールは、200席ほどの、音響が素晴らしいこじんまりとしたホールです。
京都の上桂というところにあり、都会ではないです。
こんなところまで、この巨匠がこられるなんて!!なんという贅沢でしょう。

でも、実はバロックザールはいつも結構著名なピアニストを呼んでます。ありがたいことです!

彼は、独自の表現をされますが、それが全て説得力があります。
観客は、どうぞお聴かせくださいませ〜〜〜〜m(__)mという、雰囲気が漂います(本当に!(笑))
実は、今回さあ始まる、、となってみんながシーンと待ってるのになかなか登場されなくてドキドキしました。
多分、会場全員で同じように思っていたはず(笑)それがさらに、そんな気分にさせたのかしら?!

後半モーツァルトのソナタを続けざまに3曲演奏されましたが。。まさにプレトニョフワールド。
プレトニョフの音色。。
長調の曲もただ明るいだけでない何かを感じさせてくださりますが
短調となると、プレトニョフの魔の力がさらに醸し出されます。黒い靄が立つような。。

アンコールは愛の夢と小人の踊りというリストの超絶な曲。
本当は愛の夢だけが予定だったと思う(前日の芸文はそうで、1曲だけ!という風に指を1本立てて、それで終わりだったそう)のですが、お客さんの盛り上がりと、スタンディングオベーションをしたファンへの気持ちが動いたのか、小人の踊りを弾いてくれた感じでした!かっこよかったです。

何度かカーテンコールの後、じゃあね!という感じで、チャーミングに去って行かれました。。

もっと聴きたかった(><)
2016.07.04 Mon l ピアニストさん達 l top