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自分が、レッスンをする事の意味や、目的。。

教えさせていただく事になってから、色々と試行錯誤しながら
その問いを、理想と現実のレッスンとの間で、常に心のどこかに持っていて答えを探しています。

ピアノを習うという事は、人によって、目的も楽しみ方も千差万別です。
そして、人によって、ある事は難なく理解しちゃうけれど、ある事からのアプローチは難しかったり、また逆だったり。
同じ「ピアノを弾く」という行動の中でも、判を押したように同じ理解の仕方ということは全く無いんだなと、教えだしてから知る事になりました。

理想としては、はじめた年齢もさまざまで目標にしている事もさまざまな生徒さん達が
それぞれ、ピアノが弾けるように(楽に綺麗に弾けるフォームで)なり
自分で譜読みもできて、音楽を理解して表現できるように、、というのが、理想としている所です。

ですが、自分の理想に縛られて「こうでなければ、いけない」という決めつけはしない事にしています。
レッスンも、人生も、家庭生活も、社会生活も。。
決めつけは上手くいくものも上手くいかせない原因だと思っています!
柔軟に、心に寄り添い、レッスン時間を過ごさせてあげたいです。

一番心の底で本心で大切だと思い、願っていることは
とにかく弾けて楽しいと思って欲しい、ピアノを弾く事が人生の楽しみの一つになって欲しい、という事です。
そうして、音楽が自分の楽しみであり友達になった者同士は、音楽で繋がれる仲間になれます。
私とは、先生と生徒でもあり、最終的には一緒に音楽を楽しめる音楽仲間となりたい。そのように思っています。

コンクールや、人との上手下手の比較など、音楽には全く不必要なもので
(それが、一つの楽しみに繋がっている場合もありますが。。)
生徒さん各々が、ピアノを学んでいく過程で自分比での成長を見つめて、心の充実を感じ
健全な心が育つように。そのお手伝いができれば、、と思います。


ショパン
2015.11.13 Fri l 理念 l top