
中桐望さんのコンサートへ行きました。
1部、2部、入れ替え制でした。
1部は名曲コンサート。
子供時代のピアノへのご自身のピアノの関わり方のエピソードを
トークしてくださりながら、お子様達が憧れのいつか弾きたい曲特集を
ひいてくださいました。
ショパン幻想即興曲、シューベルト即興曲op.90,2,3,4番、
リスト ラカンパネラ 愛の夢、
ショパン ノクターン9-2 革命 黒鍵
2部はオールショパンプログラム。
ロンド、黒鍵、革命、雨だれ、スケルツォ2
アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズ、英雄ポロネーズ
ポーランドへ留学されていて、この前のショパンコンクールにも
浜松コンクール2位という経歴から予備予選免除で参加されてました。
結果的には残せなく、悔しいけれども、ずっとショパンに向き合って
磨き上げてこられて、これがショパンだ、というご自身の
確信と感動とを込めた演奏だったと思います。
一般のクラシックに詳しくは無い方や
お子様向けには、名曲がどうしても喜ばれますし
ピアニストの人も、要望によりプログラムにそれを取り入れないといけない
場合もあり、、そうなると、詳しい人や色々と耳が肥えた人達は
多少なりともプログラムにがっかり、、という事もよく有ります。
でも、今日お聴きして、このような名曲系を誠心誠意音楽として完成させて
こういうプロの人が弾かれると、ちゃんと音楽に引き込まれるんだ、、という発見がありました。
そうかぁ。。。。という感じです。
有名な名曲系の曲(市民権を得てるともいえるような)は
やっぱり、皆を喜ばせるのは確かだな〜と、最近一般の人の反応を見て
再確認した所だったのです。やっぱり、そういう曲のレパートリーは
多く持っておかないとな、、喜ばれるから、という意識で思ってたんですが
今日は、さらに演奏会でそういった曲を弾く時には
詳しくない人が喜ぶだろうから、という安易な考えではなく
本気で音楽に感動して弾かねば!!!と、思わせていただきました。