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レッスンに生かせるかな?と、クリエーティブリトミックというコースに通っていました。(全3期で、春期、秋期、冬季、とありました)
終了したので、終了証書をいただきました(^^)
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なんか、嬉しくなりますね(笑)

行くまでは、お子さんのレッスンに生かせるようなことがあるかも〜♪というような気持ちでしたが
受けてみて。。リトミックという名前から勝手に想像で思っていたこととは全く違いました。

本来のリトミックは、音楽家が体得しておくべき音楽的な拍感やリズム感、創造性、即興性を体感を通して身につけるためにダルクローズさんが考案した音楽教育方法だそうです。
先生は、ザルツブルク大学モーツァルテウム オルフ研究所で音楽表現教育法を学ばれたそうです。

このレッスンでは、その本来のことを見失わずに、本当に生徒に体感させて行くにはどうしたら良いのか
実際に自分もやってみたり、先生からそういった概念や一番大切なことなどを色々と教えていただきました。
レッスンに使えるかも、、と思って行き始めたつもりが、もうこれは自分の演奏のためにも必要なことであるし
これを自分が知って教えてるのと、知らずに一生を終えるのとでは(大げさで、すみません(笑))
歴然とした差があるなと感じて。本当に感銘受けっぱなしでした。
今までの日本の音楽教育(幼稚園や小学校の音楽の時間も含め)のやり方では、この本来の本当の音楽を教えるってことができてなかったのだということや
(ロシアンメソッドでもペースメソッドでも、昔のやり方と違う本質を教えてるものだと思うので共通点も多かったです。というか、どれも結局最終的に同じ目的ですね。。)

(こんな部屋でした。)
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(この木琴、オルフさん考案の楽器。響きが美しくって、めっちゃ欲しいと思いました(笑)でも、すっごーく高いかも。
一つづつ鍵盤が外せるそうです。それで、調の並びがわからなくてもアンサンブルができたり、ペンタトニックのスケールになるように音を抜いて即興に使ったりできるそうです。)
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大切なことは、最初から本物に触れるということ。。
一番簡単な最小単位のフレーズでも、響きを感じて、拍を感じて、ちゃんと音楽として成り立たせるように。
体の感覚(触覚や動きや声)でダイレクトに感じること。
体の動かし方を人にわかってもらうには、具体的にどこをどうやって動かせるかをわかるように伝えること。
イメージさせるにしても、声を使って擬音を駆使して、想像しやすくしてみる。
即興的に、自分からアイデアを発信できるように、間違ってるもあってるもなく、ともかく自分が思ったことを発信(演奏にしても発言にしても)できるように常日頃からする。

やってみると、五感をさまざまに総動員して、思考してやることになるのがよくわかりました。
音楽を学ぶとしても良いには決まっているけれど、やっぱり人間として生きる上で身に付けたいことだと思いましたし
つまり音楽をやるということは、人間として生きる上でのことを学ぶに等しいのだと、改めて思いました。

今回教えて頂いたことを元に、工夫してアウトプットをしていくことが必要ですし
目的を理解して効果を生むように持っていくには、自分の側でもその練習がまだまだ必要だと思うので
機会を作ってはもう少し勉強したいなと思います。
夏にはワークショップがあるので、参加したいと思ってます。
2017.06.23 Fri l 研究会、セミナー l top