今日は午前のレッスンの後はぽっかりと予定がないので日記でも。と思うと長文になってしまいました。お暇な時間があったら、気が向いたら読んでください(^^)

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今日は大人の女の子のレッスンでした。
芸術やアートのことを学ばれてる方で、とっても自分の感性に忠実に生きてられて、素敵だなといつも思います。
学校での課題のピアノは終了したそうで、そのまま曲集をやっていましたが一旦置いておいて
ロシアン奏法の松田先生のテキストで、1音からのをやってみようということになり、この前からはじめました。

楽譜に書いてある1音を、ピアノの鍵盤で弾く、、というのは簡単なことですし
簡単な曲をやるのは最初は抵抗あるのでは??と大人の人に対しては特に思ったりするのですが
1音をこだわった音色で、脱力や力の入れ具合、体や腕の使い方、離鍵の仕方、、様々に考えながらやるのは、逆に難しく。。本当にそれを身につけたいと思って取り掛かりたい人でないと出来ないことでもあります。

でも、今日色々とお話していて、あぁ同じ思いだなと嬉しくなりました。
なぜそれが良いことで必要なことと思ってるかの価値観というか。
彼女は耳が良くて、人の演奏を聴いて受け取る音の感覚というかそういうことからも
音がまず綺麗でないと、、と思われたのもありますし(松田先生宅でのサロンコンサートに一緒に何回も行ったので、一流のロシアンピアニストの音色を聴いたりしていて耳が肥えて、人が弾くめちゃくちゃ大きくて綺麗じゃない音で弾いてるピアノを聴くのが苦痛になったそう(笑)わかる!)
いくら手がめちゃくちゃ速く動いて、難しそうな曲が弾けたとしても、耳を塞ぎたくなるような音だったら聴くのも弾くのも辛い。
たった1音でも、綺麗な音で弾けたら自分も人も幸せになり、嬉しい。
美術でも一緒で、たった一筆の線で描いたものでも美しくて心を動かすこともある。
その大事な部分、、なんだか共通する思い!!!
そういう話をしていて、とても嬉しかったのです。

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もしも、超プロを目指して音大を目指している、、という人ならばその道の先生についてその道への道筋が必要になってくるかと思いますので、そういう方には私は先生に紹介することにしています。
(ちょっとでもそう考えてる人には、まずそのように言っています)
その道はその道で、生半可なことではダメな世界です。。
すごい経歴で実績の先生はきっとたくさんいらっしゃるので、そういった先生を探してもらっても良いですよね。

私の教室では、お子様には基礎(音楽の仕組みも)と共に奏法を身につけてあげて、この先どのように進むにしても土台の部分をきっちり身につけてあげようと思っています。
それに加えて、どういう音が良いのか、楽譜からどう読み取ってイメージしてそれを音にするのか、などを自分で考えられるようになってもらって、実感として自分の心の中から表現してピアノを弾けて楽しめるようになったらなと思ってます。生涯楽しみの一つになってくれたら、との思いです。

大人で来ていただいた方にも、同じくです。
ただ、大人の方や途中から移って来られた方は、ある程度何かしらの知識やテクニックを習得して来られていて、それは人によって違うので、最初はお互い手探りというか、、どこまで求めてられるかも人によって違うと思うので、しばらくはすり合わせの時間が必要ですね。

先日から来てくださっている大人の生徒さまも、なんと1音からやってみたいと言ってくださり松田先生のテキストでやってます。
この方も、とても感受性の豊かなお方のように思いますし、音や音楽への感じ方もとても音楽的な方だな〜と思います。
色々な人の手の形で変わってくることもあるので、色々な方をレッスンさせていただけるのがとても毎回勉強になります。大人の方は色々な人生経験や知識をお持ちなので、そういう意味でもとても良い影響をいただけたりします。ありがたいと思っています。


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ピアノを弾くと一言に言っても、楽しみ方は人それぞれ。。
難しい曲や、憧れの曲を、なんとしてでも弾きたい、という楽しみ方もあるでしょうし
簡単(音数が少ないような)な曲だとしても、全て掌握して音色にこだわって響きを楽しめての充足感を味わう楽しみ方もあり。。(ほんとは音数少なかったら誤魔化せないから余計に難しいのですが)

もちろん、難しい曲で指がめちゃくちゃ速くうごかせてテクニックも完璧で音色も音楽世界も表現もこだわって、全て掌握できたらいいに決まってますが!!(笑)
でもそれは超一流のプロの領域ができることかなと思ったりもします。
テクニックやメカニックが完全で、無理がない余裕の状態でのコントロールが必要になってくるからです。
(超一流のその領域のプロの人でさえ、色々な差があり、表現は様々で、解釈も様々、評価も様々。。かもしれませんが)

私も含め、、絶対にこの人生中では無理だろうと思う領域でも、、、心や目標はそこ、であるべきだとは思います。
けど、自分の現在できるであろう範囲でちゃんと芸術的なこともできるはずとも思うのです。
その範囲を、広げていければ良いと思うのです。最小単位の部分から本物を、、とでもいうのか。。

めっちゃ指が動こうが、譜読みが早かろうが、ゆっくりしか弾けなかろうが、譜読みがゆっくりであろうが、、でも、最終的に演奏した時に、出す音の部分が美しいかどうか、説得力あるかどうか、なのかな〜と思います。

その求めてる芯の部分を自分にも再確認して、自分もじわじわ頑張って、できる範囲を広げて進めて行かないとと思ってます。

さて、この人生中で、どれだけ広げて、近づけるでしょうか。
諦めなかったら、絶対に少しずつは進むはず!!と思って頑張ろうと思います(^^)
2017.01.24 Tue l レッスンのひとこま l top