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少し前に、ロシアの女性ピアニスト・エリソヴィルセラーゼさんのコンサートへ行きました。

前から松田先生がずっとファンでおられたので、生で聴きたいなと思っていました。
お年は77歳!!

とてもそうは思えないテクニックとメカニック。。
聴いてるうちに、このお年なのに、、などという感想は飛んで行きましたね。そういう次元じゃない(^^;)

チャイコフスキーの四季も、それぞれ絵画を見てるような、、濃い色彩や淡い色、様々な質感の音色で感じられて
1音1音に意味あるような。

プロコフィエフは、もはや未来の音楽では?!と思うくらいに、人間が弾いてる音でないようでいて、でも無機質じゃないって感じで、とりあえず格好いい!!

トッカータ、本当にすごかったです。
youtubeにもあったので貼っておきます。



シューマンの幻想曲も、うっとり。。

アンコールはショパンのマズルカとワルツを。
もう、さら〜っと本当に息してるのと弾いてるのは大差ないの、、って感じに弾かれて
説明つけられない感情がど〜っと押し寄せて涙出て来ました。音楽そのものなヴィルセラーゼさんの存在そのものにも感動してしまって。

ロシアの方なので、むやみやたらにニコニコニヤニヤしないので、一瞬怒ってるのでは?!と思うお顔なのですけど
すぐにだんだんにっこりなさって、なんとなく安藤サクラさんを思わせるお顔でした。
年齢とか性別とか超越して、格好良くて綺麗でカッコよくて、すっごく好きになってしまいました。
コンサート行けて良かった!

ロシアメソッド研究会の先生方もみなさん来てました。
クラシックコンサートマニアの方々も勢ぞろいという感じで、お客層がめっちゃよくて。
200席のバロックザールで聴けてお客様も含めて雰囲気も最高でした。
2020.01.27 Mon l ピアニストさん達 l top
なかなか本を読む時間が確保できないのですが、お正月はお参りの人がくるので受付にじっとしているので久しぶりに本を読めました。
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この本の映画の撮影をしてるみたいなので、読んでみました(^^)
ネタバレになってはいけないので詳しくは書けませんが、紹介に書いてある内容なら大丈夫ですよね。
主人公の女の子は赤ちゃんの頃に体が弱く生まれたために、ご両親が心配して日々必死に育てていたのですが、湿疹が治らなく悩んでいた。その時にお父さんの会社の方から特殊な水を分けてもらって、それで洗うと治った。すっかり信じてしまって、新興宗教にご両親はのめりこみ、主人公の女の子はそれを当たり前のように受け入れて日々すくすくと成長してた。でも、思春期に差し掛かって色々と思うところが出て来て、、、、、。という話。

重い内容かな?!と思って読んだら、結構クスッと笑っちゃってさらっと読めました。
おそらく、それが狙い??その自然な明るさや朗らかな日常感によって妙な納得感を得た気がします。
そういうことか〜。という感じ。読み終わった時は、え、これで終わり?!と一瞬は思いましたが、そうか〜そういうことか〜と後からしみじみ。
映画はどんな空気感で作られるのか、楽しみです。

2020.01.09 Thu l 書籍 l top