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レヴィーン

1874年生まれのジョセフ レヴィーン氏の著書です。

少し本から抜粋して紹介。。
12歳でサフォノフ教授に認められ、モスクワ音楽院に入学。
14歳の頃ラフマニノフ、スクリャービンというそうそうたる年上のライバルを尻目に
アントンルビンシュタインから自分の後継者とまで激賞されたという。
1892年、ラフマニノフ、スクリャービンなどと共に栄誉ある金メダルで卒業。
ロシアでは革命が怒り、西欧はユダヤ人にとって住みにくい所となっていったために
アメリカへ渡ることになる。
1924年にはレヴィーン夫妻により、ジュリアード音楽院を設立。
1944年にジョセフレヴィーンがこの世を去り、その後妻ロジーナが守り継いだ。
記念すべきロシアでの第一回チャイコフスキーコンクールで優勝した
ヴァンクライバーンを育てあげたのは、そのロジーナ先生であった。

中村紘子さんが、日本訳のこの本の前書きを書かれていて
それによると、中村紘子さんが18歳の時にジュリアードに留学して
このレヴィーン夫人(ロジーナレヴィーン先生)に
めぐりあったそうで。本当に幸運だった。と書いてあります。(その時点で83歳だったそうです)

この本はアメリカの音楽雑誌「エチュード」に連載されたものを
1924年に単行本として発売されたものだそうです。

いったい何年まえ?!
今現在これを書いてるのは2015年。91年前ですね。
書いてある事によると、この当時のピアニストはツェルニー式の指を鍵盤に
直角に叩くタッチを用いていたので、ジョセフレヴィーン氏が現代のピアノに適した
伸ばし気味の指でひくタッチを紹介した時は、皆おどろいて右往左往したという。。

でも、日本のちょっと前、もしくは今でも、この状態って同じですよね。

日本は戦争の前にクラシック音楽が入ってきていたけれど
戦時中や戦争で負けた後など、その時代の主流になった情報などが何年も
入ってこなかったために、古い入ってきた時のやり方が温存されたんでは?という意見を聴いた事があります。

この本は、まだ今も売ってます。
とてもおすすめです!!
91年も前にアメリカでレヴィーン氏が、書いた内容が、全く古くなく
ピアノを学ぶものや教えるものにとって普遍的な悩みや通る過ちなど
辛辣に愛をもって書かれてます。(ピアノの生徒あるある、が満載です(笑)当てはまって、心痛くなったり(笑))
奏法についても、まさにロシアン奏法の事を書いてられます。
古いどころか、むしろ、その奏法がまだ浸透してない日本には、本当に必要な情報です。


こちら(アマゾン)でもまだ売っていました。↑↑

私は、この本を紹介していただいたのは、ロシアン奏法の方ではなく
実は、ペースメソッドの研修会の時だったのです!!

ペースメソッドというのは、アメリカ発祥です。
ロバートペース博士が作られました。(ペースメソッドについては、また別ページにて)

私はペースメソッドは、以前ジャズピアノを師事していた西村先生からのお誘いで
参加し始めたのですが、音楽理論をわかっていなければ教えられないものですし
即興や全調最初から学ぶ方法や、小さい子へのリトミック的なアプローチや
想像力を膨らませて体感させる方法など、こんな教え方もあるのかと
驚きながらも、自分の勉強にもなるからと参加していました。

でも、ロシアと、アメリカと、違いすぎるし、どう折り合いつけられるんだろう。。。と
悩んだこと数年だったのですが(笑)
このレヴィーン氏の本は、ペース先生が進めている本だとかで。
読んでみると、自分が求めてる弾き方の事が書いてある。え〜?!と思って。

そこで、ペースメソッドを続けてみよう、と思った記憶があります。

後から知ったのですが、ペース先生は、このレヴィーン氏に師事されていたそうです。
つまり、ペース先生ご自身の演奏方法は、おそらくロシアン奏法だったんでしょう。

愛読書です!


京都市左京区のピアノ教室Clair Sonorite
2015.11.30 Mon l 書籍 l top
のんたん

中桐望さんのコンサートへ行きました。
1部、2部、入れ替え制でした。

1部は名曲コンサート。
子供時代のピアノへのご自身のピアノの関わり方のエピソードを
トークしてくださりながら、お子様達が憧れのいつか弾きたい曲特集を
ひいてくださいました。
ショパン幻想即興曲、シューベルト即興曲op.90,2,3,4番、
リスト ラカンパネラ 愛の夢、
ショパン ノクターン9-2 革命 黒鍵

2部はオールショパンプログラム。
ロンド、黒鍵、革命、雨だれ、スケルツォ2
アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズ、英雄ポロネーズ
ポーランドへ留学されていて、この前のショパンコンクールにも
浜松コンクール2位という経歴から予備予選免除で参加されてました。
結果的には残せなく、悔しいけれども、ずっとショパンに向き合って
磨き上げてこられて、これがショパンだ、というご自身の
確信と感動とを込めた演奏だったと思います。

一般のクラシックに詳しくは無い方や
お子様向けには、名曲がどうしても喜ばれますし
ピアニストの人も、要望によりプログラムにそれを取り入れないといけない
場合もあり、、そうなると、詳しい人や色々と耳が肥えた人達は
多少なりともプログラムにがっかり、、という事もよく有ります。
でも、今日お聴きして、このような名曲系を誠心誠意音楽として完成させて
こういうプロの人が弾かれると、ちゃんと音楽に引き込まれるんだ、、という発見がありました。

そうかぁ。。。。という感じです。

有名な名曲系の曲(市民権を得てるともいえるような)は
やっぱり、皆を喜ばせるのは確かだな〜と、最近一般の人の反応を見て
再確認した所だったのです。やっぱり、そういう曲のレパートリーは
多く持っておかないとな、、喜ばれるから、という意識で思ってたんですが
今日は、さらに演奏会でそういった曲を弾く時には
詳しくない人が喜ぶだろうから、という安易な考えではなく
本気で音楽に感動して弾かねば!!!と、思わせていただきました。
2015.11.29 Sun l ピアニストさん達 l top

まず、私がこの奏法を知るきっかけになった事をお話したいと思います。

結婚前には、音楽教室にて教えたりもしてましたが、結婚出産の間全くピアノを弾いていませんでした。
もしかしたら、このまま弾かないで一生行くのかも、とも思ってたくらいでした。(お寺に嫁いだ、ということもありますが)ピアノの蓋も一回もあけなかったと思います。それどころでは無かったので。。6年くらいでしょうか。

ところが、急にある日、音楽への情熱が再燃し、
やはり弾きたい!と、思うようになりました。
でも、教える事などはせずに、しかし弾くからには真剣に
自分が素敵だと思っているピアニストのような本物の演奏に
死ぬまでに1ミリでも近づけるようにやってみよう!と思ってました。
そして、練習を再開したはいいものの、弾き方のせいか、頭が鈍ったせいか
脳がギシギシ音を立てるような状態。練習が終わったら、腕も肩もなにもかもが
熱をもったようになり、痛い。朝起きたら、指がバネ指のようにカクン、カクン、となる。

でも、恐ろしい事に、それは訓練した証拠だわ♪くらいに、その時点でも思っていたのです。
脱力、という言葉が良く聞かれるようになりましたが
その時点では、脱力という事さえ頭に浮かんでいなかったような。
でも、練習するとなると、ムキになって何時間もやってしまうタイプなので
このままの練習方法では駄目なのでは?!と思ったりしていました。

そして、色々なピアニストの演奏を聴いたり見たりしているうちに、ロシアのピアニストの弾く音がなんだか自分には魅力的に聴こえる事に気付きました。同じピアノを弾いているのに、なんで他国や日本のピアニストとは違うのだろう?!と。(フォローしますが、その頃はそう思ったのですが、他の国にも日本にも同じようにいいと思う人います)

あと、練習再開の時期と同じくして、脱力、とか重量奏法、などという事を良く耳にするようになり「もしかして、これでは?!」と思って、調べまくりました。
そうして、ロシアン奏法なるものがある事を知り、やっぱり!!弾き方があるんだわ!!と。
(これもフォローすると、重量奏法と呼ばれるものとはちょっと違う部分もあるようです。脱力に関しては奏法に限らず、またはピアノに限らず、スポーツでも料理家でも、脱力部分と適宜力を入れる部分とを使い分けるのは必要です。)

すると、奇遇にも住まいの近くに、その奏法を教えてられる先生がいると知りました。
自分の子供には、最初からそれを身につけて欲しいとの思いも有り、子供も自分も教えていただくことになりました。

レッスンを受けてみて、たった1音でも、響きがこんなにも違うのか!!!と衝撃を受けました。
音の糸が空中にあるのが目で見えるかのような、音。
倍音のふくらみ。
逆に、違う弾き方で1音を弾くと、途中でハタと切れてしまうような音だったり、耳に当たる音だったり。。
あきらかに、違いがある。
そして、自分が良いとおもったピアニストさん達の音の違いは、これだったんだと確信もちました。

習ったからと言って、すぐに癖が直るわけではありませんし
先生も、3年はかかると考えた方が良いとおっしゃっていました。(意識しなくともそう弾けるようになるまでにはという事ですが)
今は、やっと実感として自分の感覚として、ついたように感じます。
でも、まだまだこれからです。

実は、自分は勉強を続けてましたし、この先も続けるつもりでしたけど、教える事はもうしないつもりでした。
が、先生が「子供が大きくなってきたんだから、この先どうするの?教える事は考えてないの?」
と言ってくださって(先生は思いつきでおっしゃっただけかもですが。。)そうか、、と、ふと心に灯がともりました。

小さいお子さん、ピアノを始めるお子さんに、最初からこの奏法を身につけさせてあげることはとても重要なんじゃないか。
プロになるとか、ならないとか、才能有る無しとか、そういう問題ではなくピアノを弾くという事は誰でも同じ動作です。
等しく、ピアノを弾く人はこの弾き方を知るべきでは?!と思ったんです。
先生は、そう思われたから、そういうテキストを作られたので。。。

そして、私は個人レッスンとは別に、先生のロシアンメソッドピアノ研究会にも入りました。

他のピアノの先生方と一緒に、自分たちの奏法の見直しとともに『子供達へ教える際どのように伝えたら理解できるか』や
『ある音を出そうと思ったら、どのように弾けばそのような音を出せるのか』『曲の時代背景、作曲家による弾き分け』などを先生から伝授していただいています。

この弾き方はどのピアノを弾く方も身につけられたらいいと強く思うので。。

こういう立場の私ではありますが、自分が知り得たロシアン奏法の事を書いておこうと思います。


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ロシアンメソッド、ロシアン奏法とは、、一口に言うのはとても難しいですが、学んだり色々と読み、聞きした事から、自分なりにこうだと思った事を書いてみます。

まず、現代のピアノ(ピアノは、最初は今のようながっしりとした造りの大きな楽器ではありませんでしたが、改良を重ねられ、現代のピアノの形になっています。そういった意味での現代のピアノ、です。)
を、無駄な力をかけたり、体の構造を考え、無駄な動きをせずに、体、腕、指をうまく使って良い音を鳴らすために、生まれた奏法、だと言えると思います。

つまり、リストや、ショパンが活躍した頃に、ピアノの改良はぐんと進んだのですが、そういったロマン派の曲の時代の曲以降を弾くためには必要な奏法だと言えるのでは?と思います。
(だからといって、バロックや古典が弾けないわけではありません。時代や作曲者によっての弾き分けができます。)

そして、ロシアの音楽院にて、それが確立されて、師から弟子へと伝わっています。

また、別でも書きましたアメリカのジュリアード音楽院を創設されたジョセフレヴィーン氏もモスクワ音楽院出身の方で、モスクワ音楽院を設立したアントンルビンシュタインの弟子です。
レヴィーンの著書について
このように、ロシアだけではなく、世界中にモスクワ音楽院から出た偉大な先生が、学校を作ったり教授になったりして、他の国でもそのような弾き方は広まっています。
国際コンクールを最近は動画で見られるので、色々な国のピアニストの演奏の仕方を観察してみてますが、この弾き方の人もいれば、今でも昔流の弾きかたの人もいます。
お!この人の音はロシアンっぽい!と思って、見てみると、やはりそういう弾き方だったりしてその人が習った先生をプロフィールなどで調べてみると、やはりロシア系の先生についてられたりします。

ただ、一口にロシアン奏法、と一括りにするのは若干乱暴かもしれません。
ロシアもモスクワ音楽院のみが音楽の学校ではありませんし、さらにモスクワ音楽院の中では派閥のようなものがあり、どの系列の師匠かによって様々違いが生まれてるようです。
ここでは、私が伝えていただいた事を書いていますし、それが全部を説明している事に至ってない事をご了承ください。

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演奏の音色の特徴としては、まずは音の響きが豊かで、深みがある事。
そして、ピアノは構造上は打楽器ともいえる楽器なのですが(ハンマーで叩いて音を出しますので)それを感じさせないで、レガートで歌うようにピアノを歌わせて弾ける事。
大きな音量でもピアニッシモも、さまざまな種類の音色を弾き分ける事。
音が出た先の音、、も重要なように思います。

身体的には、箇条書きにしてみると。。
肘をハの字のようにまげて弾かない(どちらかといえば、逆)
手首はやわらかく 
腰はしっかり据える
腕全体のしなりを使い
指は親指側対その他の4本の指というグループ分け
指の第2関節だけを上げ下げさせるのではなく、第3関節から弾く
手のひら側を意識する
指は他の指を弾くときにも全て鍵盤の上に
平行移動
手の角度は真上から見ると、若干斜めに置いている
鍵盤に対する力の方向は、垂直に下へではなく、向こうから手前斜め下に向かってるようにかける
手首や手のタッチや上げ方によって、音の終わりぎわの音を良く聴きコントロールする


と、文字で書くには、細かいニュアンスなどは伝わりにくく、難しいです。
が、こういった事により、体や指に、へんな力を入れてしまわずに動かすので、ロスも減りますし、音も良くなりますし、弾きにくいパッセージも弾きやすくなります。

これはあくまでも、体や指の使いかたの一部分ですが、きっと大切なのは、それでもってして、音楽の深い部分やイメージを音にして演奏する事でしょう。
そのためには、音符や楽譜を見たまま弾くだけでなく、曲の時代背景や作曲家について知ったり、絵や景色を見たりなどを見たりの経験がイメージを増やす事になり、演奏に繋がります。
聞いた話では、モスクワ音楽院では、人間性や精神性、美術や詩などのアート、など多岐に渡って学び、師匠からは人間性も含めた音楽家としての様々な事を伝えられてるそうです。

そもそも、ロシアでは、ピアニストになろうとする場合は趣味などという選択肢は無く、職業として成功するであろう子供を全ロシアから才能を発掘してきて子供の頃からシビアにその道に進むので、そもそもが、日本のお稽古ごととは違うので、、スタートからして違うのですが(^^;)

そこは、置いておいて。

ピアノを演奏する、という事は趣味でもプロでも
子供でも大人でも、上手でも下手でも
行動としては同じ事をする訳です。
ピアノを弾く、んですもん!!

求めるものは、美しい音、美しい音楽であることは
どの立場であっても同じですから。。。

この奏法を身につける事は、そのためには最適だと思います。


私が習っている、松田紗依先生は、イギリスへ留学なさった時に(その頃、ピアノ奏法で迷ってられたそうです)
スラミィタ.アロノフスキー先生というロシア人の先生に出会い1音から弾き方を学び直されたそうです。
松田先生の作られたテキストの前書きにアロノフスキー先生の言葉が書いてありますが「語りかけるように、1音をひかねばなりません」とおっしゃっていたそうです。
松田先生に習っていて、やはりそれは先生も常々おっしゃる事と繋がります。
音を聴き入って出してごらん、とおっしゃる、その事だと思います。

それは、当たり前のようでいて、その部分をとっぱらって指で弾くだけになっている奏者はいっぱいいます。聴衆の立場として聴いていても、プロの人でもおられるように思います。
そのちょっとした「聴き入るかどうか」の違いって、めちゃくちゃ大きいです。
その部分は大事に音を聴き入っているかどうか、つまり音が発音した先の音まで聴けてコントロールしているかどうかなのかな?と思います。

師匠から弟子へ。。の話に戻りますが
モスクワ音楽院の中で、たくさんの素晴らしい弟子を育てあげられたアレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルという方がいらっしゃいました。
アロノフスキー先生は、その方と、その弟子のグレゴリーギンズブルグにモスクワ音楽院では習っていた方です。
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル→グレゴリーギンズブルグ→スラミィタアロノフスキー→松田先生というわけなんだな。。。と思います。

そして、私は、実は、ギンズブルグさんが大好きなのです〜〜〜〜〜!

結構悲劇の人で、、もの凄い、信じられない程のピアニストでありながらソ連の時代だったために、西側諸国に出る事もなく知られる事もなく有名にならず亡くなられた方なのですが。。
少し残っている音源や、動画など、これぞ、これぞまさに、求めていた音、演奏!と思うのです。
ギンズブルグさんの演奏

その方が、まさか、繋がっているなんて(じーーーーーん。。。)

そして、松田先生に教えていただいていて、いつも、そう!この音!!と感動していて、先生の求めてられる音や演奏にも
すごく共感していたのですが、納得だなぁと思ってました。

あ!そして、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルは、アレクサンドル・ジローティに師事
アレクサンドル・ジローティは、リストに師事してたんです。
なので、行き着く先はリストなんですって!!
なんか、壮大ですよね。。
2015.11.27 Fri l ロシアンメソッドとは l top
今日は、ペース京都研究会でお世話になっている金子先生が開いてられる
「ピアノ教師のためのセミナー」へ、初めて参加させていただきました。

これは先生ご自身が長年レッスンしてる上で培ってこられた具体的なレッスンの進め方の内容や
宿題の出し方(プリント等も)を、レクチャーしてくださるというものです。

ご自身で編み出された、宿題プリントはとてもわかりやすく
目から鱗が落ちます。
参考に使わせていただこうと思います。

毎月第4木曜日の朝10時半から12時までされています。(枚方)
ピアノの先生をされている方、他の教え方も色々と学んでみたいと
思われる方、いらっしゃいましたら是非参加してみられたらと思います。

私は、毎回行かせていただくことにしました(^^)

2015.11.26 Thu l 研究会、セミナー l top
発表会について

発表会(ホールでの演奏)は年に1度、秋頃に出る事ができます(企画運営フェアリー)

参加費13000円 写真撮影プレゼント等込み(兄弟姉妹で出る場合、二人目以降は10000円)

参加した子供達も、ご父兄の方々も、わくわくドキドキ毎回刺激があり楽しんでいます。
色んな人達の演奏も聴けるので、お互いに触発され、次は私も、あんな曲を弾きたい!などと
互いに成長を促されます。

ただし、強制ではありませんので、じっくり自分だけでピアノを上達していきたいな、、と思われる方はそれでも大丈夫です。

発表会写真

この発表会の他にも、時折ほかのお教室などから合同発表会として
生徒さん出たい方いませんか?というお誘いがあります。
その場合も、一応お声かけいたしますね。
もしも、本番で出るのが大好きな人でしたら、本番の経験はたくさんあったほうが良いですしね♪

この他、人の前で弾く本番の経験をしたい場合は
ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)の、ピティナステップというものに
参加するのも、上達を促すことができるかと思います。
ステップとは?↓
ピティナステップについての記事




2015.11.25 Wed l 教室イベント l top
昨日は、岡山へ行ってきました。

ピアノ関係で仲良くさせていただいている方のお宅を、友人数人で訪問いたしました。

なんと、ご自宅の中がピアノのホールになっているんです!!!!弾かせていただきました。
プルニエサロン

吹き抜けになっていて、このように2階部分が少しあって
そこからも演奏を見られるようになっています。
この手前に見えている手すりは、作家さんに特注されて
ショパンのノクターン9−2の楽譜になっているんです〜!

英語の先生をなさっていて、この裏側は英語スクールになっているんです。。。
ご自身も、お子様2人も、ピアノのアマチュアコンクールに常に挑戦されて
全国へ何度もいかれていて、ピアノの才能もおありで。

世の中には、凄いご家庭があるんだなぁ〜。。ほぇ〜。。。と
感心するしか、できません(笑)

ご主人も、とってもフレンドリーにもてなしてくださり
ひとしきり、ワインや牡蠣やチーズなどをいただきながら
楽しい時間を過ごさせていただきました。
最後には、娘ちゃまが素敵な演奏を聴かせてくださいました

それにしても、家の中にサロンがあるってどんな気分なんでしょうね〜〜(>▽<)


2015.11.23 Mon l 未分類 l top
浜松国際ピアノコンクールがはじまりますね!

演奏開始は明日からのようです。
公式ホームページ

今回はHPて、配信があるようです。終わった分も後から見られます。
配信はここから

このコンクールは、先日のショパンコンクールで優勝したソンジン君が
15歳の時に優勝したコンクールです。
3年に一度開かれています。
おなじく、以前ショパンコンクールで優勝したブレハッチさんも
その直前のこのコンクールにて優勝しています。

あるコンクールで優勝させた人が、他のコンクールなどで活躍すると
そのコンクールの信頼度や有名度が増していきます(^^)(見る目がある的な。)
ショパンコンクールは、国際コンクールの中でもトップクラスのコンクールなので、特にですね。

私は、先月、そのショパンコンクールを見に、ポーランドへと行ってきました。
(会場の写真)
ショパンコンクール

2次予選を聴く事ができました。
今回の優勝のソンジン君は聴けなかったのですが
2位のアムランさんや、6位のシシキンさんが聴けました!(私はこのお二人が好きでした)
配信でしか聴けませんでしたが、今回の優勝のソンジンさんは圧倒的な完成度で、文句無しの優勝だったかと思います。

コンクールの結果は、いつも、審査員の意向やコンクールの意向があったり
また政治的なあれこれや、先生のあれこれや。。。(笑)
色々とありますし、、、。それに1位になったからといってこの先が約束されたものでもありません。
が、タイトルや入賞することで、コンサート活動が増えることになりますし
世の中に出る、方法の一つです。シビアな世界ですよね。。

でも、今の時代は、配信で全世界が同時に見れるようになり
予選の段階からチェックができるので、かりに次のステージへ進めなくても(実力だけではないですし。。)
好みの演奏のピアニストを見つける事ができ、ピアニストさんたちも
世の中へ露出する機会になっています。

実は、今回のショパンコンクールでも、予備予選の段階で、とってもショパンぽい!と
気に入った演奏の人がいたのですけど、でもおそらくファイナルまで進まれないかも、、と予感していたのですが
2次までは進まれ、現地で聴く事ができたんです♪
残念ながら3次には進まれなかったのですが、結果と自分がどう演奏から感じるか、とは別ですから。
実際に生の音で演奏が聴けて、本当に幸せでした。


2015.11.21 Sat l ピアニストさん達 l top
以前ジャズピアノを教えていただいていて、今もペースメソッドでお世話になっている
西村美由喜先生の、ご主人は陶芸家でいらっしゃいます。

今日は法然院でのご主人の展示会、「森のやきもの展_(2015年11月17~23日)」に行ってきました。
ご主人は、あじむら耕雲さんというお名前です。

もりのやきもの展

新しい作品世界も見せていただき、とても良かったです!
法然院も、秋の様子で。天気も良くて気持ちがよい空気でした。

私は、一つ、お茶碗を予約いたしました〜♪
写真はちょっと黒く写ってしまいましたが、左上の
きんもくせい、と名付けてあるお茶碗です。
可愛らしさがあり、季節限定なのがまた良いのと
抽象的な雰囲気もあるので、いつも使っても可愛いかも。。

ご主人の絵も見てみたいな〜と思いました。

そして、西村先生とお話していたら。
昔に勤めさせていただいてた音楽教室の先生方が
偶然同じ時間に見に来られました。
お一人の先生はこの前も発表会でご一緒した先生でしたが
もう一方は、もう何年もお会いしてない方!
凄い偶然でした。タイミング良くお会いできて良かったです。

そして、来週には又この法然院にて西村先生と二胡の西村弥音子さんとのライブがあるようです。
チャリティです。よい季節の法然院で、素敵だと思います!

二胡

2015.11.20 Fri l 未分類 l top
それでは、レッスン室の様子を写真でも紹介しておきますね。

IMG_6589.jpg

こんな感じに、ウッディーな雰囲気です(^^)

レッスンは、グランドピアノで行います。(ドイツのベヒシュタインというピアノです)
IMG_6587.jpg


壁はすべて、木で出来ています。
これは、音響効果が考えられていて、波のように凸凹しています。
防音ではなく、響きすぎるのを調和させて、いい具合に響かせるように出来ているそうです。




カードや、フェルトで作ったぞうさんやくもさん。
楽しく、音楽の仕組みを覚えていきます。
くもやぞうやカード
2015.11.19 Thu l レッスンのひとこま l top
今日はロシアンメソッド研究会へ行ってきました。

ロシアンメソッドの習得と、それを生徒へ教える方法を学んでいます。

弾き方というのはやはり癖があったりします。

先生からのアドバイスを受けている様子を、お互いに聴講するのは
人にこの方法を伝えるためにも、非常にプラスになります。

ロシアンメソッドとは、何だろう?!と思われるかもしれませんね。

一言では、難しいですが

無駄な(不必要な)体の動きをせずに、無駄な力を入れずによどみなく腕や指を動かして
1音から響きを良く聴き、ピアノで歌うようにレガートで弾けるようにする

という事かと思っています。

ロシアのピアニスト(に限りませんし、ロシアのピアニストが皆そうではないかもですが)
の演奏を聴くと、倍音が豊かに響き、深い音から繊細なピアニッシモまで操り
ピアノを歌わせて弾いてられます。

いったい、どうやって弾いてられるのだろう?!同じピアノなのに?!

と思ったのが、この奏法を身につけたい!と思ったきっかけです。
まだ鍛錬中ですけれど、昔だったら弾けなかったかもしれないパッセージが
楽に弾けたり、大きいけれども深めの音、というのを出すのが難しかったのですが(体も小さいので)
前より音量も出るようになったと思います。

写真は、今日やった曲の楽譜です
ロシアン奏法研究会

2015.11.18 Wed l 研究会、セミナー l top