子供さんが練習しない事に対して、親が悩む、、ということがあるかもしれません。

前にも書いてますが、基本は練習を毎日する事が何より大事ですし
そのために、習慣つけできるように、子供を乗せて誘導してあげる、、、という事を大人がやってあげる必要はあると思います。

楽器を習得するということは、毎日の練習が物を言います。
楽器というのでなくても、日々考えていることや使っている知識は、日々繰り返す事で脳に常に定着していますけど、使わなくなると段々と薄れていく、、という経験が、大人の人にもあるかと思います。(英会話しかり。漢字しかり。)

が、、、色々やってみても、、そんな風にうまくいかない場合もある、、その場合どのように考えると良いかのお話を今日は書こうと思います。

子供が習い事をした場合、家での練習風景はいろんなパターンがあるかと思いますが。。。

1、毎日、自分から進んで練習する!というような稀なお子様だったら、親はどんなに楽でしょう(^^;)

でも色々と毎日やりたいことが山ほど子供ちゃんにはありますよね。やりたいこと1番がピアノだったら、そういうことになるかもしれないけど、そんなことは稀ですよね。

2、では、「練習の時間だよ〜」って声をかけたら「は〜い!」と素直にピアノに向かってくれるお子様、、これもまた、なんて親にとっては良い子でしょう!!!うまく誘導に乗ってくれたり、聞く耳持ってくれたり。。

でも、そうもいかない場合もありますよね。。

3、「練習の時間だよ」「。。。。。」(ゲーム中)「終わったらやる?」「。。。。。」
「いつまでやってるの!ご飯でしょ!宿題もあるでしょ!ピアノもまだでしょ!どうするのーーーー!」
という事が、よくある事ではと。。。(^^;)

実は、私の子供もピアノをやっていますが、、、ピアノは毎日やらないと手が動かなくなるよという小さい頃から言い続けてる洗脳のせいもありますが、一応毎日はやるものだ、、という認識はあるようです。
けど、やっぱり、塾の宿題もある、学校の宿題もある、ゲームもしたい、本も読みたい、友達とも遊びたい。。。結局はパターン3に近いことになってます。

3のパターン。。親だって他にも色々とやらないといけないことがあるし、仕事もあったりもするし、そればかりには構っていられないのに、なのに、だらだらと子供はするし、、、で
ほんといっぱいいっぱいになる場合があるんですよね親の方が。。。やる気がないなら、やめさせようとも思うんじゃないかと思います。

この前、練習をしないのは、先生に失礼ではないか、、、と悩んでるお母様がいらっしゃいました。
練習をしないのは、私に対して失礼でも何でもないです。
問題はそこではなく、練習するかしないかで、本人にとってどうなのか、その一点のみです。

練習は、ひとえに子供が弾けるようになるためであって、私を喜ばせるためではありません(^^)
もちろん、また練習したいと言う気持ちになるために、頑張ってやってきた子には喜んで褒めまくりますが。

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〜3のように悩んでる場合どう考えれば良いか〜

まずは、ピアノをなぜ習わせているのか、という基本のところに立ち戻って考えてみると良いと思います。

まぁ、最初の時点でも何手にも分かれるかもしれませんね。。

そこで、このように考えてみました。(弾く以外に音楽的な色々なことの学ぶことも当たりまえの前提ですが、単純化するために、ここでは言及いたしません。)


A,親が子供に弾けるようになって欲しいと思って習わせる
B,子供が弾けるようになりたいと思って習う

Aを2手に分けると

A.a 名人のようにピアノが弾けるようになって欲しい(その道に進むのを希望の場合も)
A,b 趣味でもピアノが弾けるような人になって欲しい

もしも、A,aならば、毎日の練習は当たり前ながら、させないといけないでしょう。そのためには、子供のモチベーションを続けさせるあの手この手で気持ちを盛り立ててあげて、引っ張ってあげて、おだててあげて、、または半ば強制的に(^^;)習慣づけさせる必要があると思います。
なので、この場合の話は置いておきましょう。

A,bの場合。これでも、親が求めてる、、ということに変わりはないです。
A,aの場合もですが、開始時には子供が自発的だったり自覚してない状態だったとしても、練習をするものだということを、うまく誘導できれば、、成長度合いは格段に違ってきます。
でも、、これは、目的は何でしょう?
ピアノが弾けるような人になって欲しいというのは親の希望であるのですけど、その希望の中の本心は、子供が弾けるようになることで幸せな気分になってくれたり、人生のプラスになってくれたらなぁという思いでは?と思います。
目的は、子供が、弾けるようになって楽しく、幸せであるってことですよね。。

Bを分けると

B,a 将来はピアニスト!と思ってるほど
B,b 趣味で、好きな曲を弾けるようになりたい
と、分かれるかもしれませんし、最初の時点ではわかれないかもしれないです。

どちらにしても、親はサポーターとして応援するスタンスで、うまくいけば良いですが。。。
(B,aなら、やっぱりA,a と同じくだと思いますが)
子供は気まぐれですし(大人でもです。人間は気まぐれです)その時は、本気だったの!でも、、と状況や生活環境であっという間に気持ちが変わるなんてことは、日常茶飯事です。
あなたが習いたいって言ったんでしょ!!!練習しないんなら、辞めさせるよ!ということになったりもします。想像できちゃいますよね。。。
でも、子供ちゃんは、もともと目的としては、やっぱり弾ける人になりたいし、弾けて楽しくなりたいんです。

結局のところ、A,bでもB,bでも、「弾けるようになりたい」「弾いてると楽しい」ということが一番大切な目的の部分かなと思います。

〜では、弾けるようなり、楽しめるようになるには〜

楽器の習得、音楽の習得は、どれだけ長く続けられるかが、結局のところは大切です。
細くても太くても、、結局長く続けた人が大人になって弾ける人になっています。

生活環境、年齢、性格、様々な事で練習できるかどうかに変化が生じます。
大切な部分「弾ける人になる」ために続けさせたいなら。

○練習が苦痛すぎて、続けられないなら、練習しなかったらいい。
○練習しなかったら弾けないから嫌になって続けられないなら、練習すればよい。

矛盾みたい?!ですが、それにつきます。弾けるようにする=長く続ける、ですから。

もちろん、もちろん、達成までの時間が、早いか遅いか、そして腕前の上手下手か、、というのは練習量に関わってきます。そういうことも、認識させてあげての上での話です。
でも、そういう情報を認識させてたとして、、大人でもどうでしょうか?この食べ物を食べた方がいいとか、健康のためには運動を一日にどれだけした方が良い、とか痩せる、とか、こうやったら良いってこと散々聞いて、知識もたくさん持っていても、実行ってできますか?できる自制心の強い人もいるかもしれませんが、私は違います(笑)3回くらいで知らないうちにやめてます(笑)

結局は本人次第なんですね。。

親や先生の叱咤激励やアドバイスは、本人への応援の意味であるべきです。
親やこちらのヤキモキやイライラは、足を引っ張るだけ&みんなが本来の意味を見失ってる状態と思います。
(いや、でも親としては(私も親ですからわかります)お金を出して習わせているのに、無駄ならやめろー!って気分も、加わると思います)

というわけで。。。
では、練習しない場合、、レッスンだけでの時間しか持てません。
が、その場合のやり方がありますし、進み方は遅くなるかもしれませんが、案外レッスンで話を聞いてその場でちゃんとできる子は、記憶力で残っていて、その子のペースで学んでいけています。
プール習う時、どうですか?週に1回しかやってないし、家で練習していないけど、できるようになっていってますよね。。
レッスンでも、やらない!家でもやらない!となると、、、ちょっと難しいかもですけど(^^;)
それでも、その子の性格や精神的な成長度合いで変わってきます。ずっと同じ年齢ではないのです。人間は日々成長していきます。早く決断してしまっては台無しです。レッスンへ行くのがもう嫌なら話は別ですが、レッスンを嫌がっていないようなら希望はあります。

とはいえ、そうやって続けてるうちに、練習して弾けるようになる喜びというものや
練習の必要性を理解できるようになって、やってくれるように持って行こうと、こちら側では働きかけします。(それを放棄するわけにはいきません)

多分、親御様も、本人も、先生側も、本来の求めることは同じです。そして、やるのは本人。
シンプルにまずは本来の目的を考えて、その上で、どうやって関われば良いのか、、を考えたら良いと思います。
もちろん「毎日練習するんだよ〜!」とか、私は言いますよ(笑)
でも、それは、子供にその方が上達するんだよという情報を入れているだけです。お母様たちに、責任を負わせてるわけではありません。責任を感じる必要はありません。「そうなんだって〜」て後押ししてくださるのはもちろん大歓迎です(^^)
2017.03.06 Mon l 理念 l top
ピアノを私が教えさせていただくにあたって
何を身につけていただきたくて、どういう風に最終的に到達していただきたいか。少しつらつらと書いてまとめてみようかなと、ちょっと書いてみます。

まずは正しい奏法を身につけていただきたいです
なぜなら。。。。

体の仕組みに反した無理な動き、脱力が正しくできていない状態で指や腕を使って弾く→
スムーズに動かしにくい→
無理に調節してしまう/思ったように弾けない→
筋を痛めてしまう/音色の調節ができない、音が汚くなる→
痛いから弾かなくなる/良い音がわからない、またはわかるから汚い音で弾いても美しくないから嫌になる、思い通りに動かせないから難しい曲に入ると弾けなくなる

そうならないためにも、最初の段階から、1音を正しく脱力した状態で打鍵できるように
美しい音を目指して響を良く聴き、音楽を奏でるという事を意識して弾けるように、と考えてます。
(そのために使用してるのが、松田先生のテキスト、ピアノレッスンシリーズです)
まずは、それが一番ピアノを弾くには必要だと思っています。

最初は1音づつ。次は1音づつ右と左の交互で。。
ピアノをやっていたことのあるお母さんや、どんどんと難しい曲を小さいながらに弾くことが
良いと思われるお家の方がいらっしゃったら、もしかしたら
「なぜこんな簡単なことを、しつこくやるのかな?一体本当に弾けるようになるのかしら?」
と疑問に思う方が出てくるかもしれません。

ですが、上記に書いた通りに、最初が一番肝心なのです。
考えなくてもそのような動きができるように、脳の中の無意識的に動かせるようになる部分へ
その能力を格納できるようになってから
難しい曲にトライしたら、いくらでもできます。
年齢が小さいのに、難し(そうに)見える曲、早く指を動かすような曲を弾いてる様は
確かに目を引きますし、褒められやすかったりします。(特に、ピアノに詳しくない方ならなおさら
早く指を動かす曲をガチャガチャ弾いていても、それをすごい!と思ってくれる場合が多々ありますから。。)
が、その曲だけ、その時だけ、弾いていても、頭打ちが来てしまうことになります。
曲芸では意味がないと思うんです。
たとえ、1音であっても、ものすごく感動的な響きで弾けて、空気を通してその音を
人の耳に届けた方が、ガチャガチャ弾くよりも芸術的なんじゃないでしょうか。。
もちろん、小さい人でも才能が豊かで、弾けてしまう方もいらっしゃるかと思います。
そういう人にはもちろん、弾かないように、などとは思いませんが、手の大きさからして
無理がある曲をわざわざ弾くのは、弊害も多いと思うのです。

こればかりは、ご本人の性格にもよりますし、1音づつをじっくり頑張るのが
苦痛な子もいたりしますから、臨機応変に、弾きたい気持ちを優先して
そのお子様が正しい奏法だと綺麗な音で楽に弾けるようになるんだよ、、という事の説明を
聞く耳ができて、自分でもトライしようという気持ちが湧いてきた頃に
徐々に、サブリミナル効果のように洗脳するかのように(^^;)レッスンの中に
入れてやったりもしています。

でも、発表会など、ちょっと挑戦するくらいの曲を選ぶ場合には
大好きな難しい曲にトライしてもらってもいいと思っています。

リース緑


次に、譜面を正しく読み取れる、知識、そしてイメージ力と感性を
なぜなら。。。

譜を読むのが早い遅い、人には色々あります。
が、譜読みが遅いと、次第に譜読みが苦痛になってきて
様々な曲へトライする気力と楽しさがわからずに、ピアノを続けないことになります。

譜面を読むのを早くするには、音符を覚えることもですが
横の流れを形で捉えて、鍵盤と連動させて捉えて
手を動かせるようにすることが必要です。

そして、調性を覚える。
移調もしてみたり。
同じ形を探してみたり。
つまり、楽譜を分析しつつ全体を把握するように考える。

こういう事は、ペースメソッドを元に教えていっています。

レッスンで、みつ玉カードを使ったり、高い真ん中低い、、などとやってますのは
ゆくゆく、こう言った内容を理解するための、最初の部品のようなものです。

これも、「一体、こんな事やっていて、ピアノ弾けるようになるのかな?!」と
お母様が思われる事が多いそうです。
なぜか、という事を分かってもらえれば、納得いただけるかもしれませんね。

そして、譜面からの情報で、曲のイメージを捉えてどのような音が良いか考えて弾く。
ただただ、音符が「ど」だから、「ど」の場所の鍵盤を弾く。。。。
ということだけでなく
どんな「ど」の音を鳴らそうかな?コワ〜イ「ど」?
カリッとした「ど」?
それとも、ほんわかと、あったかい感じの「ど」?
などと、考えて、そのような音を鳴らそうと行動して
そして、実際に鳴った音はどんな響かな。。と聴いて感じて考える。

もし、そんな「ど」を弾きたかったら、じゃあ、腕はどうしたらいいかな
指はキュッとしたほうが良いかな?はたまたクッションの面で弾いたほうが良いかな?
と、正しい奏法を使って、色々と音が出せたら。。


そこまでのことを総合的に身につけて最終的には
ショパンやベートーベンやモーツァルト、シューマン、シューベルト、リスト、ラヴェル、ドビュッシー。。
そうそうたる素晴らしい作曲家の曲を、自分の力で読み取り、弾ける事

が最終目標かなと思っています。

もちろん、芸術に完成はありませんから(^^)
最終目標だなんて、言うようなもんではないとは思います。



京都市左京区のピアノ教室Clair Sonorite
2016.03.03 Thu l 理念 l top
小さい頃は、〜しなければならない、などというレッテルではなく
ただ「これをやったら楽しい!」というレッテルを脳に貼る事が最重要だそうです。

そうして本能と心を鍛えて面白そう!を→好き!という気持ちとして定着させて
成長に伴って、理解や判断して物事にとりかかるように育てて
小学校へ入ってからは、自分でやろうと考えた事を達成させる事で
満足を得るようにするといいそうです。

ですので、お母様お父様には、ピアノのお稽古に休まずに通ったり
練習をお家でしたり、、その事をしただけでも褒めていただければと思います(^^)

お家での練習は、やはり楽器を習得するには必需です。
毎日やる1週間と、週に1回レッスンで触るだけとでは、差は段違いに開いていきます。
ですが、自分の意思だけで毎日練習する子などというのは、ほとんどいないと言っても過言ではないでしょう(^^;)

お忙しい毎日のなか、練習をさせる、というのはご父兄にとってはストレスになったりもしますが
小学校入学前のお子様は、たとえ5分でも、ちらっとでも鍵盤に向わせてあげて
それに対して関心をしめしていただけるといいかなと思います。喜ばれてる事という事がお子様は嬉しいと思います。
少し成長してきて小学校へ入る頃には、歯磨きなどと同様に
お母さんがご飯を作っている時に練習、とか、小学校から帰ったら練習、などと
自分で決めさせて、とにかく毎日やるという事を継続させてあげていただくと良いかと思います。
達成できたら、褒めてあげてください。

ピアノを弾く、という動作の中には、実に様々な事を同時に行っています。

目は読譜

  ↓ それを元に、脳で即座に判断(音符の高低長短、強弱、雰囲気、テンポ、等)

指は自由自在に動かす必要性(左手も、右手も別々の動きを同時に)
足はペダル
耳は音楽の内容や音のニュアンスを聴く

音楽は時間の芸術ですから、止まる事なくこの動作を繰り返します。
しかも、この動作をやりながら、次に弾く部分の事を考えます。

思ってる以上に、とても高度な事を小さいながらにもやっています。

すぐに出来ちゃう子もいるかもしれませんが、これをやっているというだけでも
凄い事ですし、これにトライしている事が、脳の成長に良いのは間違いないです。

ですので、すぐに色々と出来なかったり弾けなかったりしても
叱る事なく、トライしてることを褒められるべきだと思います(^^)

よろしくおねがいしますm(__)m

鍵盤



2015.11.14 Sat l 理念 l top
自分が、レッスンをする事の意味や、目的。。

教えさせていただく事になってから、色々と試行錯誤しながら
その問いを、理想と現実のレッスンとの間で、常に心のどこかに持っていて答えを探しています。

ピアノを習うという事は、人によって、目的も楽しみ方も千差万別です。
そして、人によって、ある事は難なく理解しちゃうけれど、ある事からのアプローチは難しかったり、また逆だったり。
同じ「ピアノを弾く」という行動の中でも、判を押したように同じ理解の仕方ということは全く無いんだなと、教えだしてから知る事になりました。

理想としては、はじめた年齢もさまざまで目標にしている事もさまざまな生徒さん達が
それぞれ、ピアノが弾けるように(楽に綺麗に弾けるフォームで)なり
自分で譜読みもできて、音楽を理解して表現できるように、、というのが、理想としている所です。

ですが、自分の理想に縛られて「こうでなければ、いけない」という決めつけはしない事にしています。
レッスンも、人生も、家庭生活も、社会生活も。。
決めつけは上手くいくものも上手くいかせない原因だと思っています!
柔軟に、心に寄り添い、レッスン時間を過ごさせてあげたいです。

一番心の底で本心で大切だと思い、願っていることは
とにかく弾けて楽しいと思って欲しい、ピアノを弾く事が人生の楽しみの一つになって欲しい、という事です。
そうして、音楽が自分の楽しみであり友達になった者同士は、音楽で繋がれる仲間になれます。
私とは、先生と生徒でもあり、最終的には一緒に音楽を楽しめる音楽仲間となりたい。そのように思っています。

コンクールや、人との上手下手の比較など、音楽には全く不必要なもので
(それが、一つの楽しみに繋がっている場合もありますが。。)
生徒さん各々が、ピアノを学んでいく過程で自分比での成長を見つめて、心の充実を感じ
健全な心が育つように。そのお手伝いができれば、、と思います。


ショパン
2015.11.13 Fri l 理念 l top