なんと、ブログ、久々になってしまいました。
8月はお盆もあったり、慌ただしく、あっというまに9月に。
皆様は、熱中症や夏風邪など、大丈夫でしたか?
先日ファジルサイさんのコンサート行ってきました。
曲は、バッハのゴルトベルク変奏曲。
ちょうど、今年の発表会でも大人の生徒さんがアリアと変奏1番を弾かれます。
素敵な音色で、とっても自由な!!演奏でした。
よくこんな風に弾けるな〜!というテクニックも驚きでした。
歌心が溢れ出ていました。
顔をほとんど客席に向けて体を傾けての演奏スタイルにも驚きました(笑)
ゴルトベルク変奏曲は、アリアと、最後のアリア.ダカーポで30曲の変奏曲を挟んだ32曲でできています。
ものすごく長いです!
全部はっきりと起きた状態で聴ける人いるんだろうか(笑)
休憩なしで、一気に全曲弾く演奏会でした。
プログラムに書いてありましたが、この曲は、カイザーリンク伯はバッハに、眠れる夜を少しでも和らげるため、ゴルトベルクが弾けるような、なだらかで若干生き生きとした性格を持つ曲を書いてほしいと言ったとか。(事実に基づくのかはまだ議論が分かれるそうですが)
本当に、その通り、、というより生き生き具合がすごくありました。
何回もカーテンコール、スタンディングオベーションあり
最後に、ファジルサイさん作曲のアンコールを弾かれました。
これまたものすご〜く歌心ある演奏。
ピアノというより、声という感じの深くて濃い感じで、バッハとは全然違う音色で。とてもよかったです。

日曜日にはイヴアンリ先生の、公開マスタークラスと、レクチャーコンサートにも行ってきました。
朝から3人の生徒さんの公開レッスン、昼からはレクチャーコンサート(その後、またクローズドのレッスンもされました)
すごい体力と気力ですよね!
公開レッスンは、それぞれの生徒さんよく弾ける方ばかりですが、先生のアドバイスで曲が言いたいことがはっきりとわかる演奏になり、とても参考になりました。
私が個人的に注目したのは、先生の手の形や使い方です。
公開マスタークラスなどでは、1時間しか時間がないので、そこで手の使い方や角度を細かく言われることはありませんし、今回も言われていませんでした。
で、何回も先生がこういう音で、と言っても変わらないな、、と感じた部分は、多分先生と同じ角度で親指を使えば出るな、、と思ってみていました。
うちのレッスンでは、毎回みんなに親指の角度の事言っていますけど、やっぱりそこやで!と思いました。
アンリ先生の指は確実に、いつも言ってるあの角度でしたよ(^^)
スクリーンに手元が見えるように大きく映し出してくださっていたので、よくわかりました。
それにしても、先生はさまざまな音色を出されて、艶やかで素敵でした。
コンサートは、シューマンとクララの同じモチーフを使って作られた曲を曲を並べて、続けて弾く、という面白い試みでした!実際に生きていたお二人の、若かりし頃の、恋焦がれる気持ちが作らせた曲。。
ロマンチックだし、それが時を超えてもこのように今の人間に届いている。
あぁクラシック音楽の素晴らしさですね。